北京大学元主任、中共関連組織から脱退宣言

【大紀元日本5月7日】北京大学生物学部教務室主任、副所長クラスの退職幹部・萬耀球さんは5月3日、本紙記者の取材を受け、公に中国共産党の関連組織から脱退すると宣言した。

北京に在住する萬さんは、今年76歳。1949年に華東軍政大学に入学、1956年、北京大学生物学部に配属された。1957年に、「右派」と打倒され、強制労働収容所に21年間収容された。1978年に、名誉が回復され、北京大学に復帰、1991年退職するまで生物学部の教務室主任を勤め上げた。

当時の中共政権の指導者・毛沢東が1955年から発動したいわゆる「革命内部に隠されている反革命分子を粛清する」運動で、萬さんは母親が「反革命分子」であるとの理由で、「隠されている反革命分子」と断定され、数ヶ月間にわたり取調べや拷問などを受けた。いわれのない「罪」を断固として認めなかったが、翌年の1956年にこの粛清運動が終わった後釈放された。

▶ 続きを読む
関連記事
米中首脳会談は中国優勢との見方を覆し、米国の圧倒的勝利と分析。OpenAIの暴走騒動や米中AI開発競争の激化、米「AI軍」創設宣言が力関係を一変させ、中国を交渉の場へ追い込んだ舞台裏に迫る
中国共産党では第21回党大会に向けた人事が動き始めている。高級幹部の高齢化と世代の断層を背景に、1970年代生まれの幹部が中央委員会にどこまで進出するのか。習近平体制の人事と有力候補を分析
聖書の「バベルの塔」の物語を手がかりに、AI開発競争を考察。技術や資本の集中、共通基盤への依存、競争から取り残されることへの懸念など、現代のAI開発と物語に共通する構図を探る
習近平の訪米に合わせ、ワシントンで中国の民主活動家や香港人、台湾人、チベット人、ウイグル人らが大規模な抗議を実施。若い世代の参加や団体間の連携、越境弾圧への反発など、海外抗議運動の変化を読み解く
国家は永遠ではなくとも、先人から受け継いだ伝統文化や祈りを次代へ手渡す責務は残る。東西の古典や思想を手がかりに、国家崇拝や排外主義に陥らない健全な祖国愛のあり方と、私たちが果たすべき務めを静かに問い直す論考