香港民主活動家、ラジオ「希望の声」放送継続をインドネシア政府に呼びかけ

【大紀元日本5月23日】中国共産党(中共)はこのほど、バタム島(Batam)の中国語ラジオ放送局「希望の声」の放送を停止するよう、インドネシア放送委員会に対し圧力をかけているという。 この事態について、香港南方民主同盟の龍緯●(ロン・ウェイウェン)主席は、中共が最も恐れているのは同放送局が真実を報道することだと述べ、インドネシア政府に対し放送を継続させるよう呼びかけた。(●=さんずいに文)

龍主席は、香港の少数民族の権益を擁護する著名な民主活動家。同氏は、正義の立場で真実を報道する「希望の声」を、心から応援しているという。

龍主席は、「希望の声は、中共側が禁止したテーマや中共が人に知られたくない事実を勇敢に報道している。同局のようなメディアによって化けの皮をはがされることを中共は最も恐れている」と分析する。

龍主席によると、中国とインドネシア両国間の貿易関係がより密接になっており、中共は経済的利害関係を利用し、インドネシアに対し自在に圧力をかけているという。中共側はインドネシアに対して、「希望の声」の放送を継続させるなら、同国への投資を中止すると脅かしているという。

東南アジア国家は比較的貧困なため、中共は経済利益でこれらの国に対して、中共政策に同調するよう強要していると龍主席は言う。過去には、タイ政府が魯徳成氏、ベトナム政府が王炳章氏を中共に引き渡したことがもっとも典型的な例だとしている。龍主席は、金銭は国家を永久に繁栄させることができず、民衆の生活が一時的に改善したとしても、それ以上に、民衆は精神的に自立し、独立し、自由であることが、もっとも重要であると強調した。

龍主席は数日前、インドネシア政府駐香港領事館を訪ね、中共の圧力に屈せずに、「希望の声」によるインドネシアでの放送を継続させ、より多くのインドネシア人民と海外の華人が受益できるようにするべきであると呼びかけた。

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