中国軍事費、世界4位へ=SIPRI年鑑

【大紀元日本6月13日】スウェーデンのストックホルム国際平和研究所(SIPRI)が6月11日に発表した2007年鑑(SIPRI YEARBOOK)の報告で、中国が毎年増加しつつある軍事費は、すでに日本を超え、アジア最大軍事費支出国になったことが分かった。報告によると、2005年のドル為替レートで計算した場合、2006年中国における軍事費支出は495億米ドル(約5兆4900億円)であり、日本を超え、2006年アジア最大かつ世界で第四大軍事費支出国になったという。

報告によると、軍事費支出において、米国は英(第2位)・仏(第3位)を大きく引き離して世界一。米国が2006年に費やした5287億米ドル(約63兆4440億円)は、主にアフガニスタンおよびイラクの軍事行動に充てた。一方、世界5位にランキングされた日本の軍事費は437億米ドル(5兆2440億円)だった。2006年世界軍事費総支出は、前年比3・5%増加したという。

研究報告は、2006年世界正規武器の交易数量は2002年に比べて約50%が増加し、中国およびインドは依然として、世界最大武器輸入国であるとする一方で、米・ロは世界最大の武器輸出国であることを明らかにした。

ストックホルム国際平和研究所は1964年に、スウェーデン王立委員会の提言に基づき、「国際の平和および安全保障について科学的研究を行い、国際紛争の平和的解決および安定した平和の条件の理解に寄与する」という目的で設立された。

 毎年発行されている年鑑(SIPRI YEARBOOK)などの軍縮問題に関連する多数の公刊物は、高い客観性をもつものとして、国際的評価も高い。

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