東京:人権聖火リレーで、法輪功迫害停止を訴える=CIPFG

【大紀元日本6月14日】中国で弾圧されている法輪功(FalunGong=ファールンゴン)の迫害真相調査団(CIPFG)アジア支部の安東幹副団長(44)は、東京・港区で記者会見を行い、中国が人権侵害を犯しながら、世界平和を標榜する五輪の主催者としては認められないと指摘し、北京五輪開催までちょうど1年の今年8月8日までに法輪功への迫害を中止しなければ、北京五輪ボイコット運動を展開するとし、その一環として企画されている「グローバル人権聖火リレー」について発表した。

同調査団アジア分団は昨年12月、日本、韓国、香港、マレーシア、台湾で結成され、その構成員は、アジア各国および地域の議会、地方議会議長、議員、行政長官、人権関係団体代表、法曹界、医学界、学界関係者、非政府組織責任者およびメディア報道関係者からなっており、中でも弁護士、医師および非政府組織関係者が大多数を占めている。

同調査団は今月初め、中国の胡錦涛・国家主席と温家宝首相に、北京五輪開催まであと残すところ1年になる8月8日までに書簡で迫害停止を求め、それに応じなければ、五輪ボイコット運動を展開すると宣言した。同書簡は、国際オリンピック委員会、駐北米・欧州・アジアおよび豪州の中国大使館にも送付された。

今回の記者会見は、同書簡を受け、同調査団が結成されたアジア5カ国で14日、同時に行われた。

安東副団長は、中国では思想・宗教の弾圧が多く行われ、それらの迫害も深刻さを増している状況を指摘し、「これらの弾圧をやめさせるためにも、法輪功の迫害を止めさせなければならない」と強調した。

また、団員の唐山泰さんは、「中国共産党(中共)は政権を握って以来、反人道の罪を犯している」と指摘し、中国の異常気象や、三峡ダムや太湖の汚染など、環境問題においても、中国だけではなく、世界的な問題を引き起こしているとし、中国人民の人権や生活を無視した中共の政策から見ても、「中国は五輪開催の資格はない」と述べた。

ボイコット運動の一環として予定されている「グローバル人権聖火リレー」については、欧州をスタートし、五大陸を巡り、香港をゴールにする予定。今後、CIPFGのサイト(WWW.cipfg.org)をはじめ、詳細が決まり次第発表する。

関連記事
中国共産党は海外でスパイ組織を設立していることは、各国の政府もよく分かって、そしてずっとそのような組織の行動を監視しています。
 【大紀元日本9月4日】中国新疆ウイグル自治区・ウルムチ市で3日、約1万人の漢民族住民が自治区政府前に集まり、治安悪化に抗議した。また、自治区トップの王楽泉共産党書記の辞任を求める大規模なデモ事件も発
 【大紀元日本10月4日】東京都議会第3回定例会本会議で、民主党の土屋たかゆき都議が9月26日、一般質問に立ち、石原慎太郎東京都知事に対し、北京五輪における訪中や、東京オリンピック招致などについて提言
 【大紀元日本7月23日】「法輪功迫害真相調査連盟(CIPFG)」が発起した「グローバル人権聖火リレー」は昨年8月9日に、ギリシャ・アテネにて点火してから、約1年間のリレー活動で、39カ国および地区の
 【大紀元日本7月21日】7月18日にマカオで予定されていた「人権聖火リレー」は当局に阻止された。イベント開始の30分前に、マカオ警察はイベントの司会者、自由の女神役の女性二人、共同主催者の利建潤氏と