【中国のことわざ】唯唯諾諾
【大紀元日本7月15日】【唯唯諾諾 wéi wéi nuò nuò】(いいだくだく)。「はいはい」と人の意見に盲従するさま。→進んで人のいいなりになることにより、人の機嫌を取り、自分の好きなように操ろうとすること。また、いくつかの故事により意味が発展し、常用の意味では、「定まった考えが無く、お世辞を言う」さまを表す。
戦国時代、韓非子は奸臣が君主の心を捉えて私欲を満たす八つの計略と解決策を述べている。そのなかの二つ目の計略に「在旁」があり、君主の機嫌をとって媚びへつらい、君主の権力を奪うこと。それに対して君主は、必ず詳しく観察してその種の「亡国の風」を防ぐべきと主張している。
また、秦の時代には、范睢が秦王に三度聞かれても、ただ「はいはい」と返事するだけで応えなかったのは、まだ交わりが浅く言葉に真実味がないため、みだりに話すのを控えていたからであり、応える気が無いわけではなかったという話がある。
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