中共諜報活動、旧ソ連と同様に大規模かつ厳密=欧州戦略情報センター高官

【大紀元日本7月19日】駐北米中国在外公館が地元の華人団体および学生親睦会を利用し、スパイ活動をさせる事件が相次いで明るみが出たことから、中共情報機関による海外各国への浸透は欧州の多くの国が強い関心を寄せた。かつてベルギーで起きた中共高級幹部スパイ事件調査に参与していた欧州戦略情報安全センター執行長のクロード・モニキト氏(Claude Moniquet)は新唐人テレビ局のインタビューに応じた。モニキト氏は、中国大陸の諜報機関の規模が大きく、運営も厳密であることから、20年前の旧ソ連諜報機関と同様だと指摘した。インタビューの内容は次の通り:

記者:駐シドニー中国前外交官・陳用林氏は少し前にカナダを訪問したときに、駐北米中国在外公館が地元中国人学生の親睦会を利用し、スパイ活動にさせたことと、最近発生した関連事件、また、2005年欧州における産業スパイの追跡で、ベルギーのカトリック・ルベイン大学(Catholic University of Louvain)にある中国学生会に辿り着いた。これらの事件についてどう思われますか?

モニキト氏:まずどこの国にもスパイはいることを説明しておくが、中国のやり方は非常に侵略性を帯びており、規模も大きい。また、中国の諜報機関の運営も厳密であり、まるで20年前の旧ソ連のようだ。かれらは国家安全部があり、軍隊にも特別情報局を設置しており、多くの海外の出先機関をコントロールし、特にメディア関係者、もちろん学生も含まれている。

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