日本産米、中国で販売再開

【大紀元日本7月30日】日本産が7月27日、北京市のスーパーで発売された。中国での販売は2003年中国が日本米輸入を禁止してから4年ぶり。現在、北京市と上海市だけで販売。値段は中国国産の約20倍だが、北京市内の太平洋スーパーマーケットでは、初日に200キロ以上販売された。

発売初日の午前、日本の赤城徳彦・農林水産大臣と中国商務部外貿発展事務局の馮洪章・局長はそれぞれ、北京市のイトーヨーカドーと太平洋スーパーマーケットで開かれた発売記念セレモニーに出席した。

太平洋スーパーマーケットの関連部署責任者・朱氏によると、現時点で販売の種類は新潟産のコシヒカリと宮城産のひとめぼれの2種類。1袋(2キロ)の販売価格はそれぞれ188元(約3000円)と198元(約3150円)、中国国内産米の約20倍となり、ベトナムとタイ産の米よりも10数倍高い。にも関わらず、発売初日の午後5時までに、太平洋スーパーマーケットでは100袋以上売れたという。

輸入した高価な日本産米が中国国内米市場に与える影響ついて、中国糧食行業協会の常務副会長・王瑞元氏は、「このような憂慮は必要がない。輸入の量が極少ない上、これほどの高い価格は、裕福層の消費者にしか受け入れられない」と説明した。

中国の年間米消費量は約2億トン以上。2003年、害虫が中国に入るという理由で、日本からの米輸入を禁止した。同禁止令は今年4月に解除された。

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