電磁波の刺激で、睡眠時間を短縮

【大紀元日本8月17日】一分一秒を争う現代社会。もし睡眠時間を短縮出来たら……という我々に朗報が届いた。近い将来、脳波を刺激するという新技術によって、人は毎日3,4時間程度の睡眠で十分足りるようになるだろうという。

米ウィスコンシン大学の神経学者Giulio Tononi氏の研究グループは、電磁波によって脳波を刺激し、人を人工的に深い睡眠状態に入らせることに成功。TMSとよばれるこの技術は、頭蓋骨を通して電磁波を放射し、人の大脳内の神経細胞に刺激を与えるというもので、いろいろな周波数の電磁波で大脳の様々な部位に刺激を与えることによって、異なる効果を生みだすことができるという。

TMS技術はまだ実験室での研究段階であるが、Tononi氏の研究グループは、睡眠状態にある6人の成人男子の頭蓋骨の特定部位に電磁波の刺激を与えることによって、人が深い睡眠状態にあるときに出す脳波を人工的に作り出すことに成功したという。但し、今回の実験は数分間行われただけなので、被験者が自ら、睡眠の質を判断することはできなかった。ただ、これまでの実験で、TMS技術による脳波の刺激が記憶力の改善に有効であるということが証明されているという。

関連記事
よもぎと小豆は、漢方と日常生活において重要な役割を果たしてきました。二つの組み合わせはその味に魅力があるだけでなく、そのユニークな性質を活かして体のバランスを整えてくれます。
この若草色の団子は、ただ目で楽しむだけでなく、桜の花々とともに季節の風情を一層引き立てます。
築200年の荒れ果てた家を購入し、5年かけて新しい命を吹き込んだ米国イリノイ州の夫婦は「それだけの価値があった […]
現代社会は、ストレスや様々な疾患に直面しており、多くの人々が健康への不安を抱えている状況にあります。しかし、私たちの身近な食材には、そんな不安を和らげる力を持つ意外なヒーローが存在します。それが「キャベツ」です。
SARS-CoV-2(新型コロナのウイルス名)のスパイクタンパク質が抗がん作用を妨げ、がんを促進する可能性があることが、最近発表されたブラウン大学による細胞研究のプレプリント(査読前原稿)で明らかになった。