ゲンジボタルの一生「卵形の夢」

【大紀元日本8月18日】国内で約50種類、世界で約2000種類のホタルが知られています。ホタルには陸生と水生のホタルがあります。国内のホタルのほとんどは陸生のホタルですが、日本の初夏の風物詩を彩るゲンジボタル(体長約2cm)やヘイケボタル(体長約1cm)は水生のホタルで、世界でも数少ない種類に属します。日本の自然環境の指標となるホタルです。

人々の心を和ませたホタルの初夏の乱舞が終わると、真夜中過ぎから明け方までの夜陰に抱かれてホタルは産卵します。清らかな水が穏やかに流れ下り、上陸に適した軟らかな湿った土の岸辺があり、木陰の安らぎが保全されている里山全体が、ホタルの光の故郷です。ゲンジボタルの一生は、日の当たらない水辺のコケの中で始まります。コケは清らかな水の友達です。コケの湿潤な緑が、ホタルの卵の隠れ家です。緑陰の伊吹を吸って、卵は孵化します。ゲンジボタルの幼虫は、カワニナという巻貝を餌にして育ちます。巻貝=螺旋のいのちを織って、明滅する光の夢を紡ぐのです。

▶ 続きを読む
関連記事
卵には、記憶に関わる神経伝達物質の材料となるコリンや、脳を支える栄養素が含まれます。認知機能低下やアルツハイマー病予防との関連を、研究と食事の視点から紹介します。
血糖コントロールでは、食事の内容だけでなく食べる順番も重要です。たんぱく質を先に食べることで満腹感や血糖上昇の緩和に役立つ可能性があり、その仕組みを紹介します。
股関節の痛みは筋肉の弱さやアライメントの乱れが原因のことも。バタフライストレッチ・グルートブリッジ・チェアスクワットなど、自宅で寝ながらできる5種目を理学療法士が解説します
パスポート写真で求められるのは、笑顔よりも「本人と確実に照合できる顔」です。なぜ無表情が基本なのか、顔認識技術や国際基準の背景から、申請で失敗しない写真のポイントを解説します。
中医学の五行説では、怒りや心配、不安などの感情は体内の気の流れと関わると考えられています。木・火・土・金・水の視点から、心身のバランスを整える知恵を紹介します。