中国当局:ウェブサイト検閲強化、サーバー用途管理も

【大紀元日本9月6日】中国電信当局はこのほど、ウェブサイト検閲強化し、インターネットサーバーの用途について厳格な管理を開始した。

博訊ニュースネットで取り上げられた記事によると、「政治の風向きが強い」「くれぐれも規則違反してはいけない」として、当局はインターネットのプロバイダーが関連規定を厳守させようとしているという。今回の検閲の重点は、未登録フォーラムの閉鎖、未審査の小説や画像サイトの停止、「違法キーワード」の監察、監視フローの強化で、うわさによると、当局は二ヶ月にわたる「性的内容悪質サイトの取り締まり」も行うそうである。

評論家・李洪寛氏=ネット雑誌「大参考」元編集長=によると、悪質ネットの取り締まりは、来月の十七回党大会に向けて、ネット上の政治的言論を制限するのが目的であるという。

李氏によると、中国共産党はインターネットを閉鎖する際、あるいは政治的な内容の書籍を査収する際には常に「ポルノ一掃」という大義名分を使いながら、実際には言論の自由の制限を行う。十七回党大会を控えていることから、派閥闘争が非常に激しく、中国共産党上層部は民衆が真相を知り、情勢不安定になることを恐れているから、なんとしても言論の自由を制限したいのだという。中国共産党はインターネットとメディアをコントロールしていることから、党の意向に沿うように報道させるのが狙いだ。

中国当局の本当の意図が、政府批判を制限することであると、評論家・劉念春氏も指摘している。

劉氏は「当局の本音は、政府批判を制限すること。中国共産党は常に政治利益を目的にしており、常に政治が第一と考えている」という。

「違法情報」について、劉念春氏は「中国共産党当局に対し、公開したくない情報がすべて違法情報となる」とみている。

例えば、社会主義を賞賛した記事なら喜んで公開するが、地震や災害、或いは官僚腐敗など都合が悪い情報、当局の許可なしで発表すると、違法情報として扱われるつまり都合のいいニュースだけ報道させたいということだ。

劉氏によると、現在、ネット上では、中国共産党上層部内部闘争のさまざまな情報が絶え間なく流れている。情報筋によれば、この局面をコントロールできる者は上層部にはいないという現状を反映しているという見方もある。

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