書評:『とおい ところへ いきたいな』(モーリス・センダック著)

【大紀元日本9月25日】どこか遠いところへ、行きたいと思ったことはありませんか? 言葉をおぼえる前に月の彼方を指差したことを、おぼえておいででしょうか? ようやくお母さんのことや新しく生まれた赤ん坊のことなどを、考えはじめた子どもが遠くへいきたいと思ったのです。それは10才以前の子どもが出会う、初めての心の外側であったに違いありません。

主人公のマーチンは、おかあさんに聞きたいことがありました。さあ! それはどんなことだったのでしょう? でも、お母さんは、赤ちゃんをお湯に入れるのに夢中でした。マーチンは大決断します。「ぼくが きくことに ちゃんと だれかが こたえてくれる、とおいところへ いっちゃうから。」

マーチンは「とおいところ」をさがしに出かけます。途中で知り合った年寄りの馬と、すずめに「とおいところ」ってどこか知ってるかいと聞きました。すずめは「とおい ところって、じょうひんな ひとたちが すんでいるところですわ。」と言います。馬は「とおい ところとは、うまが ゆめを みられる ところです。」と言いました。すずめも馬もそう言って泣き出し、二人とも遠いところへ行きたいと言いました。

▶ 続きを読む
関連記事
生産性を重視する社会では、休むことを無駄や甘えのように感じがちです。しかし休息は、努力の報酬ではなく、人生を味わい、人とのつながりを取り戻す大切な時間です。
スマホやパソコンで目を酷使する現代。80歳を過ぎても老眼鏡なしで小さな文字を読む中医学医師が、目を守る習慣を紹介します。
筋トレ初期の筋力向上には、筋肉の成長だけでなく神経系の適応が関わります。視覚化や自己暗示、使う筋肉への集中が、脳と筋肉の連携を高める可能性があります。
下半身の筋力は、歩行や転倒予防、自立した生活を支える大切な土台です。脚力を確認する簡単なテストと、臀部・脚を鍛える4つのエクササイズを紹介します。
便秘対策の定番として親しまれてきたプルーン。実は腸内環境だけでなく、骨や心臓の健康にも役立つ可能性があります。効果を引き出す食べ方や適量、意外な料理への活用法まで、専門家が詳しく解説します。