中国各地炭鉱事故相次ぐ、死者7人、20数人

【大紀元日本10月30日】10月25日から28日までに中国各地で炭鉱事故が相次いだ。炭鉱内でガス爆発浸水などが原因とみられる。すでに7人の死亡が確認され、行く不明者4人、炭鉱内に閉じこまれた作業員が合計二十数人とみられる。現在、救出作業が続けられている。

中新社によると、江西省撫州市楽安県零線炭鉱で、10月28日午前3時半ごろ、炭鉱作業区から高さ50メートル離れた辺りから浸水が発生した。事故発生時、12人が作業しており、2人は逃げ出したが、10人が閉じ込められたという。

一方、陝西省澄城県堯頭炭鉱3号では26日に浸水事故が発生し、従業員9人が炭鉱内に取り残されているため、救出作業は続いている。

新華社によると、26日11時40分ごろ、県城から20キロメートルを離れた年間生産量6万トンの個人企業炭鉱は、採掘の途中に浸水事故が発生したという。当局はポンプ8台を持ち込み、排水を急いでいる。

また、重慶市南川区平鎮玉龍村躍進炭鉱では25日にガス爆発事故が発生し、11人が炭鉱内に閉じ込められ、26日13時の時点では7人の死亡が確認され、4人は行方不明になっている。事故発生後、従業員3人は逃げ出したという。

*最も危険な職業

中国炭鉱の仕事は世界でもっとも危険な職業だ。政府当局の報告によると、中国は昨年2845件の炭鉱事故が発生し、死者4746人で毎日平均13人が死亡しているという。しかし、独立労働組合の統計によると、中国では毎年2万人が炭鉱事故で死亡しているという。

中国は現在、エネルギー資源および流通の著しい需要により、石炭価格が高騰し続けている。炭鉱における増加生産が促されたことから、安全面が脅かされている。

中国当局は今年中に、全国的に4千箇所の小型炭鉱の閉鎖を目指しており、第2段階として3月末までに、すでに2393箇所の小型炭鉱が閉鎖された。

(翻訳/編集・余靜)
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