【中国のことわざ】以逸待勞

【大紀元日本11月4日】【以逸待勞yǐ yì dài láo】逸を以って労を待つ(いつをもって、ろうをまつ)・・・ゆとりを持って守りを固くし、敵が遠くから来て疲労するのを待って討ち取る。→来るべき時に備えて地盤を固め、好機が来たらそれを逃さずものにすること。

南朝の宋文帝のとき、夏の世祖である武烈皇帝はカイ(王+貴)を皇太子から罷免して、別に彼の弟である酒泉公の倫を立てた。カイは倫の元に出兵して倫は戦争で殺された。倫の兄がカイの元に出兵してカイを殺した。夏の君主は仕方なく昌を皇太子に立てた。元嘉二年の六月に武烈皇帝が死去して、皇太子である昌が跡を継ぎ、年号を承光と改めた。

九月に魏の君主が夏の世祖が死んだことを聞いて、「多くの者が互いに企んでおり、国民は不安を抱いている。出兵して討伐をもくろむにはよい時期である」と言った。これを聞いて長孫嵩はこう言った。「彼は城の守りを固めているようである。ゆとりを持って守りを固くし、われわれが遠くから来て疲労するのを待っているので、攻め込むのは危険である。」一方、崔浩は長孫嵩の意見に反対して強く討伐を主張し、両者の議論の争いは止まなかった。魏の君主は長孫嵩を大声でののしり、彼に「ゆとりを持って守りを固くし、敵が遠くから来て疲労するのを待っているなどという主張は安らかで楽しい生活をむさぼりたいだけのものである」と言ったが、結局、長孫嵩の言った通りになった。

▶ 続きを読む
関連記事
AIが真偽を曖昧にする現代、孔子の「巧言令色」の警鐘を重ね、日本の職人技に宿る「人の時間と心」に注目。機械には決して偽造できない、手仕事が生み出す究極のリアリティと真の信頼(信)の本質に迫る一編
裸足で大地に触れるだけで、心身に変化が起こる? グラウンディングに期待される14の健康効果と、研究の現状、実践方法を紹介します
親がスマホに気を取られていると、子どもはどう感じるのでしょうか。研究が示す親子の絆への影響と、つながりを深める習慣を紹介します。
高血圧は認知症の危険因子ですが、虚弱な高齢者では異なる傾向も。約6千人の研究が示した、血圧と認知症リスクの意外な関係を紹介します
泥から名器へと生まれ変わる宋代磁器の製作過程を通して、人生の試練の意味を紐解く随想文。過酷な窯の烈火をくぐり抜けてこそ本物の輝きと気骨が宿るように、逆境こそが人を美しく磨き上げるのだと静かに語りかけます