【地方短信】桃の節句=岡山

【大紀元日本3月10日】その起源は古代まで遡ると云われている祭りは、日本古来の年中行事の一つです。華やかさが香り立つ七段飾りの雛人形、すまし顔のお二人の親王飾り、春の訪れとともに毎年我が家の床の間を飾ります。段飾りをするのはとても手間がかかりますが、一つ一つのお人形を箱から出し装束を整えて段に飾られると、とても喜んでいるようで、自分の居場所を得てほっとしているようにも見えます。

我が家の雛人形は、30年以上前の娘の初節句から今に続いていますが、今年は孫の初節句で市松人形が一つ増えました。岡山などの地方では、3月3日より1カ月遅れの4月3日を『雛祭り』として、白酒にひなあられ、そして内海の旬の鰆を使ったちらし寿司などご馳走を作って家族皆でお祝いします。

(文・セントポーリア)