鳥インフルエンザ、ヒトーヒトへの感染確認=中国江蘇省

【大紀元日本4月9日】中国疾病制御および予防センターはこのほど、昨年末鳥インフルエンザ感染した江蘇省在住の親子はヒトからヒトへの感染症例であることを明らかにした。

明報ネットによると、昨年12月、江蘇省在住の男性(52)および息子(24)は1週間の内に相次いでH5N1型鳥インフルエンザに感染し、息子は死亡したが、父親は治療後健康を取り戻したという。

調査の結果、息子は家禽市場で最初に鳥インフルエンザに感染したが、父親が家禽に直接触れるルートはなかった。唯一の感染ルートは息子からである。また、2人が感染したH5N1型鳥インフルエンザの遺伝子が殆ど同じであることも調査で分かった。

しかし、調査関係者は、ヒトからヒトへの感染は限られた条件に基づいており、家族間のみの感染だと主張した。調査関係者はこれまでに、親子が接した友人、同僚およびほかの家族に対してもH5N1型ウイルスの確定を行ったが、すべてが陰性を呈したと強調した。

(翻訳・余靜)
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