中国天津市民、「人権聖火」到来を歓迎

【大紀元日本4月15日】人権聖火ロゴマークがこのほど、中国天津市虹橋区の街頭に現れた。天津市民は人権聖火の到来を歓迎し、共産党統治下では民衆は安心して生活できず、人権は踏みにじられているため、人権聖火が暗黒の中国を明るく照らし、国家がもっと人権に向かい、更に民主化の道に導かれることを市民は望んでいる。

ある天津市民は、北京オリンピックは民衆に良いことをもたらしておらず、かえって災難をもたらしている。共産党は民衆の財産を奪い、生存権を脅かしている。だから我々は天津に人権聖火がやって来た事を歓迎する、と話した。

また、「我々は人権聖火の天津到来を歓迎する。我々の生活は非常に苦しいものだ。この政府は民衆のものを公然と奪うが、我々は怒ることも伝えることも出来ない暗黒の中にいる。人権聖火は天津を、どこもかしこも明るく照らした。オリンピックは我々に災難をもたらしただけで良いところはない」と話している。

また、虹橋区の街頭では別の市民が、当地政府による民家の強制解体や、いたる所で陳情者の弾圧を行っているため彼らが自由と人権を渇望していると話した。

「強制撤去移動の訴訟を起こしてからすでに10年、私は未だに帰るべき家がない。今私が主張するのは人権だ。なぜなら私の人権は侵害されており、病気になってもお金がない。すでに借金も出来なくなっている。我々の生活は本当に苦しいものだ。今日は耐えて生きられたが、明日は一体どうすれは良いのか考えられない」

天津のあるムスリム信徒は、中共の信仰に対する迫害は人と神の両方に向けられている。イスラム教やチベット佛教徒および法輪功(ファールンゴン)学習者を含む信仰者に対する弾圧は必ず制止しなければならない。また、物価高騰により民衆は安心した生活が送れないため「人権聖火リレー活動」を支持しているとのことだ。

「民衆は安心して生活できず、今、これほどの人々が人権聖火活動に立ち上がった。この事はとてもよいと思う。ある人はある種の行為うえで、あるいは潜在意識の上でこの国家を更に人権に向かわせ、更に民主化の道に導いている」

人権聖火は3月末に中国大陸に入り、すでに北京、上海、山東省、湖南省、黑龍江省、河北および貴州などでも展開されている。安全を考慮し、中国大陸に入ったリレーは、ビラ、多くのメディアでの伝播あるいは黄色いリボンをつけるなど特殊な方法でリレー活動を展開している。

向かって右側に貼られた人権聖火

(記者・李玲、李天惠、文馨、翻訳・市村)
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