中国四川大地震前、各地で兆候が発生

【大紀元日本5月14日】四川省大地震の発生数日前、前兆と思われる奇妙な現象は同省各地で現れたことが分かった。

四川省「華西都市報」5月10日の報道によると、綿竹市西南鎮の檀木村では、大量のヒキカエルの移動風景が見られた。数十万匹とも言われたヒキカエルは人を恐れず、道路を渡ろうとしている。多くのヒキカエルは車に轢かれたり、人に踏まれたりした死骸も道路上に残っているという。

さらに、四川省と離れている湖北省武漢市でも地震前兆とも言われる現象があった。恩施市白果郷下村では観音塘という池の水約8万トンが短時間で、突然消えてしまったという。

武漢市「楚天都市報」(5月5日付)によると、観音塘は丸い形、直径は約百メートル、深さは数十メートル。4月26日午前7時ごろ、水面上に突然大きな渦が現れた。また、大きな響きが聞こえた。その後、5時間足らずで池の底の真っ黒い泥が現れ、水はすべて消えてしまったという。

各地の奇な妙現象に不安を感じた人々から、地元の防災機関に問い合わせが殺到したが、ただの自然現象とか、地震なんかありえないと結局無視された。

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