震災後初めてパンダ物資到着=四川省パンダ保護区

【大紀元日本5月18日】国家林業局作業組合と四川省林業庁は食料物資パンダ用飼料を集め、四川省臥龍パンダ自然保護区に送った。

物資は15トンの竹、1トンのリンゴ、約1トンのタケノコ、55kgの窩窩頭(ウォウォトウ:トウモロコシの粉を練って作った物)とパンダ用の救急薬及び保護区職員が急ぎ必要とするミネラルウォーター、インスタント麺、消毒液と綿入れの服。

四川省林業庁庁長・王平氏は昨日ヘリで同保護区に到着後、通信衛星電話にて、臥龍で不足しているパンダ用の竹、食糧と保護区職員応急避難所が必要とするテント、薬品、食糧と車両用燃料等の物資についての緊急救援が省林業庁抗震救災指揮部に依頼された。

現在、道路状況が悪く物資到着時間ははっきりしないとのこと。

また、先日半数が失踪したと伝えられていたパンダは全頭の無事が確認されている。

(翻訳・市村)
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