四川大地震:被災地にさらなる危険、北川上流ダム決壊の恐れ

【大紀元日本5月19日】中国四川省で発生した大型地震の後、震源地の汶川上流のダムは危険な状態に陥っている。地質学者は被災地ダムが一旦決壊または地滑りで泯江を遮った影響で山津波を引き起こす可能性が高いと警告した。そのほかに、北川県を横切る湔江上流はすでに地滑りによって堰と湖を形成し、5月14日昼に、湖水が溢れ出て、脆弱な堰はいつでも決壊する可能性があると警告した。

*北川県上流堰、いつ決壊してもおかしくない

今回の大地震でもっとも深刻な被災地である北川県は、同県を横切る湔江の上流は地滑りによってできた堰で形成した湖は、5月14日にすでに湖水が溢れ出ていて、脆弱になった堰はいつでも決壊する可能性がある。これに対して、数千人の救急隊員は同日に、情報入手後30分内で全員は北川県から撤退した。

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7万人の犠牲者を出した四川大地震が12日、発生から13年を迎えた。地震のなか、校舎の倒壊で死亡した児童・生徒の保護者100人は同日、同省都江堰市聚源中学校の跡地に集まり、追悼集会を行った。
四川大地震から12年。当時、大地震で同省都江堰市の聚源中学校で多くの生徒が死亡した。5月12日、子どもたちを失った親は中学校の跡地で追悼集会を行った。地元当局が特殊警察部隊などを投入し、現場で監視に当たった。
2008年5月12日。現地時間の午後2時28分、四川大地震が起きた。
中国西部の四川省自貢市栄県では2月24日から同25日にかけて、マグニチュード(M)4以上の地震が3回発生し、少なくとも4人が死亡した。地域住民はシェールガス採掘で誘発した「人工地震」と信じており、数万人がデモ行進を行い、現地政府に強く抗議している。
8月8日21時ごろ、中国四川省アバ・チベット族チャン族自治州九寨溝県を震源とするマグニチュード7.0の地震が発生。国家減災委員会の推測によると、100人程度が死亡、13万戸の家屋が破損した可能性があるという。国営メディアによると、ケガ人も多数でている。