四川省成都:警察官が被災者用テントをレジャー使用、抗議する市民を拘留

【大紀元日本5月29日】中国四川省成都市で5月21日夜、女性警察官が被災者専用テントをレジャーに使用し、テントの中で飲酒やマージャンをしたことから、市民の怒りを買い、警察と衝突する事件が発生した。成都市公安局青羊支局は、市民7人を「公務妨害」として30日の刑事拘留に処し、1人は15日間の治安拘留、3人が治安警告、1人が住居監視に処された。

四川大地震発生後、国内外から続々と救援物資が届く中、被災地が緊急に必要とされるテントが成都市の一部住宅区にレジャー用として流出した。その中で、地元の警察も利用していることは社会を驚愕させた。

20日、成都市の興苑小区に女性警察のグループおよび家族らが「地震被災用」の文字がはっきりと印字されているテントの中で、飲酒やマージャンをしたことで、住民たちは怒りを覚え、その様子をビデオに収め、インターネットに流して国際社会に知らせ、当局関係部門に対して、テントの出処を調査するよう促した。

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四川大地震から12年。当時、大地震で同省都江堰市の聚源中学校で多くの生徒が死亡した。5月12日、子どもたちを失った親は中学校の跡地で追悼集会を行った。地元当局が特殊警察部隊などを投入し、現場で監視に当たった。
2008年5月12日。現地時間の午後2時28分、四川大地震が起きた。
中国西部の四川省自貢市栄県では2月24日から同25日にかけて、マグニチュード(M)4以上の地震が3回発生し、少なくとも4人が死亡した。地域住民はシェールガス採掘で誘発した「人工地震」と信じており、数万人がデモ行進を行い、現地政府に強く抗議している。
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