タリバンが刑務所を襲撃、千人の囚人を逃がす

【大紀元日本6月15日】13日夜、アフガニスタンタリバンが南部のカンダハルの某刑務所襲撃、約千人の囚人を脱獄させた。BBC中文ネットが報じた。

カルザイ大統領の実弟で、カンダハル州議会議長のワリ・カルザイ氏はBBCの取材で、刑務所内には千人の囚人が監禁されていたが、全員脱獄したと伝えた。

情報によると、そのうち、約350人の囚人はタリバンのメンバー。

数人の刑務官が負傷したもよう。襲撃者はトラック爆弾を積んで、刑務所の門を爆破した。約40人のタリバンがそこから刑務所に突入したという。ある目撃者の証言によると、爆弾の威力で半径1.5キロ内の窓ガラスが割れていたという。

カンダハルはいま、緊急の戒厳令が敷かれている。

警察と軍が市内で治安維持に当たり、市民は自宅に留まるよう命じられている。

カンダハルはタリバンがアフガニスタン政府、NATO、米国と戦う主要戦場の一つ。

(翻訳・編集/叶子)

関連記事
ためなら千回でも』(The Kite Runner)はアフガニスタン出身の小説家・カーレド・ホッセイニ氏が書いた小説で、2007年に映画化された。これは愛と裏切り、恐怖と罪悪感、後悔と救いに関する物語だ。
中国外務省の趙立堅報道官はこのほど、アフガニスタン駐留米軍を批判するために、シリア人記者がシリアで撮影した写真をアフガニスタンで撮った写真として無断使用し、偽情報を流布した。
極秘の潜伏生活を送っていたビン・ラディンは2011年5月2日、パキスタン北部の隠れ家を米海軍特殊部隊に急襲され絶命した。居場所を特定される原因となったのは日常的に使われていた「ある物」だった。
タジキスタン当局者は28日、中国の支援を受け、アフガニスタンとの国境近くに警察特殊部隊の施設を建設する。今夏の駐留米軍の撤退以後、中国はますます中央アジアにおける影響力拡大を強めている。ラジオ・フリー・ヨーロッパ(RFE
[ワシントン 17日 ロイター] - 国連アフガニスタン支援団(UNAMA)のデボラ・ライオンズ事務総長特別代表は17日、イスラム主義組織タリバンが実権を掌握した後のアフガニスタン情勢に関する調査結果を国連安全保障理事会で発表し、過激派組織「イスラム国」系の組織「イスラム国ホラサン州(ISKP)が拡大しており、全土34件のほとんどに存在が確認されると説明した。 特使は、「ISKPは一時は首都と一部