【エンタ・ノベル】麻雀の達人(5)-赤兎馬亭-

【大紀元日本6月28日】満福が気付くと、もう日が暮れているのだろうか、暗い坂道をトボトボと歩いていた。「はて、ここは横浜の山の手か?それにしても殺風景なもんだな。麻雀を打っていて…深酒でもしたのだろうか?」。坂の両側は暗くてよく見えず、ただ足元に見える道だけを歩いていた。

坂の上のほうから人が歩いてくる。何か、足元が頼りなげだが、白い服を着ているようだ。すれ違いざまに見ると、その人は顔面蒼白で白装束を身につけ、意気消沈した様子でフラフラと歩いてくる。満福が「今晩は!」と声を掛けても、われ関せずといった風だ。

坂のはるか上に何やら赤い灯火が見える。「しめた!何かの民家だ。何か食わせてもらうか」。しかしいくら歩いてもいっこうにその距離が縮まらない。「はて、何か道に迷っているのか?引き返そうか」と踵を返した瞬間に背後から声を掛けられた。「いらっしぁい!」。

▶ 続きを読む
関連記事
無糖茶は健康的に見えても、商品によってはナトリウムや添加物を含むことがあります。腎臓をいたわるために知っておきたい飲料の選び方、低ナトリウム塩の注意点、無理なく減塩するコツを紹介します。
夫婦の口論は、怒りのまま続けるほどこじれやすくなります。いったん距離を置く、呼吸を整える、非難を質問に変えるなど、関係を傷つけずに気持ちを伝える4つの方法を紹介します。
命を救う医療が、腸内細菌にも変化をもたらす可能性があります。アマゾンの先住民を追った研究から、治療の大切さとともに見えてきた、腸内環境を守るための新たな課題を紹介します。
眠気は自覚しにくく、判断力や運転能力を大きく低下させることがあります。唾液から睡眠不足を見分ける新たな研究とともに、睡眠が心臓や心身の健康に及ぼす影響を解説します。
胃がんで胃を全摘した男性は、食事の苦痛や衰弱に苦しみながらも、家族の支えと太極拳をきっかけに再び歩き出した。希望と使命を見つけるまでの10年の記録。