『チャングムの誓い』のチョン尚宮 「記憶の奥底に留めておきたい」=神韻ソウル公演

【大紀元日本2月9日】2月7日夜、『チャングムの誓い』でチョン尚宮を演じたベテラン俳優ヨ・ウンゲさんが、神韻国際芸術団ソウル公演を鑑賞に訪れた。

とても感動したというヨ・ウンゲさんは、興奮気味に、「この気持ちをどう表現したらいいのかしら。ただ単なる舞踊のレベルをはるかに超えて、人が生きる道理を悟らせてくれたの。転生とは、輪廻とは何かということを教えてくれた。本当に感動的で、どう言えばいいか上手い言葉が見つからない」と語った。

そして、詩的なことばで、「まるで地下から湧き出た泉のようで……、魂の奥底に眠っていた清らかな泉が少しずつ湧き出してくるような感じ」と表現した。

記憶の奥底に留めておきたい公演

ヨ・ウンゲさんは、『迫害の中を毅然と神の道を歩む』が最も印象深かったとし、涙ぐみながら、「お父さんが迫害によって亡くなり天に昇っていく場面は、本当に辛く、熱いものがこみ上げてきた」と語った。

そして、「この公演は、ただ単に目で見て楽しむだけでなく、脳裏に焼付け、記憶の奥底に留めておきたい」と絶賛し、「舞踊のプロや振り付けをしている人はみんな見に来るべきだわ。自国の文化だけでなく他の文化も学んで始めて、韓国の文化の伝統を守れるんだから」と多くの人に鑑賞を薦めた。



新唐人テレビ (http://www.ntdtv.com

公演を観ると落ち着く

ヨ・ウンゲさんは、神韻公演が世界80あまりの都市で歓迎を受けていると知り、感慨深げに、「最近は何もかもが速く変化し、渦巻きの中で、人は自分の頭で考える時間がない。この公演には、深く考えさせられる場面が多い。『静』の部分が多く、バックスクリーンもゆったりと落ち着いた静かなものが多い。だからこそ、心が落ち着くのだと思う。若者であれ、年配の人であれ、この公演にきっと引き付けられるはず。ぜひ世界各地の人に観てもらいたい」という。

※今年69歳のヨ・ウンゲさんは、韓国の著名なベテラン俳優。『チャングムの誓い』で彼女が演じたチョン尚宮は、善良な心を持ち、不正や曲がったことを嫌う役柄で、視聴者から好評を博した。最高尚宮の地位を妬まれる中で発した「料理を作るものがそれを利用し富と権力を貪るとは何事だ!」ということばは、チャングムのその後の信念ともなった。

※神韻国際芸術団は、韓国公演終了後来日し、2月11日~18日の間、東京、名古屋、広島、大阪で計7公演を行う。詳しくは日本公演公式HPをご覧ください。

(記者・李承振/翻訳編集・瀬戸)

関連記事
台湾で最も歴史のある台南は、閩南(びんなん、福建省南部)系の古い建物や、和洋折衷の歴史建築などが多く残っていて […]
端午の節句に風に揺れる五色の鯉のぼりは、日本の風物詩の一つですが、その起源は古代中国の神話「鯉が龍門を飛ぶ(鯉の滝登り)」に由来します。この節句はもともと男の子の成長を祝う日とした伝統行事です。
とんでもないおふざけと残酷なディストピアを力づくで押し付けようとする単一の方針が、これほど急速に地球全体を支配したことはない。2020年、コロナウイルスを封じ込めようとする無益な試みによって、これは起こった。
1271年、モンゴルのフビライ・ハンが元を建て、初めての漢民族以外の皇帝となりました。その後、数十年にわたり、中国はかつてない規模の帝国となり、元は文化の多様性と国際貿易の栄えた時代となりました。
明の最初の皇帝・太祖の生い立ちは、朝廷生活とはほど遠く、彼は朱元璋と名付けられた農民の子供でした。彼は最初、僧侶の道を歩みましたが、モンゴル主導の元が朝廷内の闘争で弱体化する中で反乱軍に参加し、まもなく右に出るもののいない軍事家として才気を発揮することとなりました。