韓国:低病原性鳥インフル発生、感染拡大予防に2万羽以上処分

【大紀元日本2月20日】韓国全羅南道の順天、固城、宝城の3か所の地鶏養鶏場から相次いでH5型低病原性鳥インフルエンザが発生し、防疫当局はこのほど、感染拡大を防ぐために、2万2,000羽の地鶏を処分し、緊急態勢を敷いた。

韓国「連合新聞通信社」によると、韓国農林水産食品部および韓国南西部にある全羅南道省の分析依頼先である国立獣医科学検疫院から、順天の別良、固城の三岐、宝城邑3か所の地鶏養鶏場から採集したサンプルのすべてがH5型低病原性鳥インフルエンザのウイルスが検出したという。

農林水産食品部の情報によると、今回確認した鳥インフル抗体は、感染した鶏の体内で鳥インフル・ウイルスに対抗するために形成された免疫体であり、鳥インフル・ウイルスが体内に侵入したから死亡させたことではないと強調した。

情報筋によると、これらの養鶏場から鶏の大量死は発生しなかったが、それらの排泄物の中から低病原性鳥インフル抗体が検出されたという。

昨年12月、全羅南道にある渡り鳥の休息場所・咸平郡大東池塘で採集した渡り鳥の糞便、また、昨年11月に、咸平、羅州および宝城市場でアヒル販売場で採集したアヒルの糞便から低病原性鳥インフル・ウイルスが検出された。また、昨年10月、長城郡東華面、咸平郡月牙面および羅山面のアヒル養殖場でも低病原性鳥インフル・ウイルスが発生した。

全羅南道関係者によると、これまでに低病原性鳥インフルの発生に対して、処分する処理にはならなかったが、感染拡大を防ぐために、当局はことしから低病原性鳥インフルに対して、処分処理をすることにしたという。

(翻訳編集・余靜)
関連記事
4月29日、テキサス大学オースティン校にテントを張っていた親パレスチナ派デモ参加者を、警察当局が逮捕し始めた。
米国とフィリピンが、南シナ海で初めて肩を並べて行った共同軍事演習の最中、4月30日に中共の海警船が、同海域でフィリピンの船舶に再度危険な干渉を行(おこな)った。中共は以前から、南シナ海でフィリピンの船舶に対して干渉を繰り返し、国際社会から批判を受けている。
今年11月に迫る米大統領選で勝利した場合、トランプ氏は数百万人の不法移民の強制送還や中国製品の関税強化、議会議事堂事件で起訴された人々の恩赦を行うと米誌タイムのインタビューで語った。
米国連邦大法院で、ドナルド・トランプ前大統領に対して一定レベルの免責特権は適用可能かもしれないという前向きな解釈が出た。これは、任期中に適用された容疑に関して「絶対的な免責特権」を要求していたトランプ側の主張に対して懐疑的だった従来の立場から少し緩和されたものだ。
北米全土の大学生の間で、ハマスへの支持とパレスチナ人の幸福への懸念が急激に高まっている。ほとんどの学生にとって、それは地球の裏側にいる人々と密接なつながりがあるからではない。学業をなげうってまで過激主義に傾倒するのはなぜだろうか。