四川省・北川県の清明節、地震犠牲者へ10万人が追悼
【大紀元日本4月6日】昨年5月12日に中国・四川省で発生した大地震は、膨大な数の犠牲者と、家屋や生業を失った生活困窮者を生み出した。この大地震による被害は、死者7万、行方不明者数万、家屋を失った人は数百万とも言われるが、その実態はいまだに明らかになっていない。今年4月4日、中国は四川大地震後初めての清明節を迎えた。祖先を祭り、死者の魂が帰ってくるという節句にあたり、被災地は再び深い悲しみに包まれている。四川省のなかでも特に被害が甚大であった北川県で、肉親や級友を亡くした人々の、未だに癒されることのない悲しみを見た。
地震当時のままの壊滅状態が続く北川県の市内は、通常は鉄柵で閉ざされているため入ることができない。その北川県で、清明節の4月4日より4日間、犠牲者の追悼のため特別に鉄柵が開かれた。多くの人が訪れた初日の4日には、午後4時になっても、まだ鉄柵の外には入るのを待つ人々が列をなしていた。この日、北川県の市内へ追悼に訪れた人数は約10万人という。
街中へ入った人々は、花を手にそれぞれの悲しみの場所へ向かい、声を上げて泣いた。
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7万人の犠牲者を出した四川大地震が12日、発生から13年を迎えた。地震のなか、校舎の倒壊で死亡した児童・生徒の保護者100人は同日、同省都江堰市聚源中学校の跡地に集まり、追悼集会を行った。
四川大地震から12年。当時、大地震で同省都江堰市の聚源中学校で多くの生徒が死亡した。5月12日、子どもたちを失った親は中学校の跡地で追悼集会を行った。地元当局が特殊警察部隊などを投入し、現場で監視に当たった。
2008年5月12日。現地時間の午後2時28分、四川大地震が起きた。
中国西部の四川省自貢市栄県では2月24日から同25日にかけて、マグニチュード(M)4以上の地震が3回発生し、少なくとも4人が死亡した。地域住民はシェールガス採掘で誘発した「人工地震」と信じており、数万人がデモ行進を行い、現地政府に強く抗議している。
8月8日21時ごろ、中国四川省アバ・チベット族チャン族自治州九寨溝県を震源とするマグニチュード7.0の地震が発生。国家減災委員会の推測によると、100人程度が死亡、13万戸の家屋が破損した可能性があるという。国営メディアによると、ケガ人も多数でている。