中国広東省:大規模な流血弾圧事件発生、死傷者400人

【大紀元日本5月28日】中国当局の政策に従い、ベトナムから中国大陸に戻った華僑らの補償問題をめぐり、また、長年地元当局関係者の汚職を告発したことで、5月23日、地元当局は大量の機動隊および警察を出動し、警察犬や手榴弾を放ち、華僑らに対して大規模な流血弾圧を行なった。負傷者400人以上、死者は多数出ている模様。死者は今後も増加すると予想される。

30年前に中国当局の政策で、広東省英徳市英紅鎮「英紅華僑茶場」に勤務する条件で、大量の華僑がベトナムから広東省に戻った。しかし、当局は帰国した華僑への特恵条件を果たさないだけではなく、華僑らの退職金は差し押さえられ、土地も強制的に収用されたことから、現在地元に残っている数万人の華僑は、長い間生活困難に陥っている。華僑らは未解決補償問題について、地元当局の深刻な汚職が原因であるとみて、当局関係者らの汚職を告発した。

5月23日午前6時、4人の華僑代表者が市政府へ陳情に出かける途中、警察に連行され坑口咀派出所に拘束された。情報を知った華僑ら約千人が派出所へ駆けつけ、4人の解放を求めた。これに対して、当局は機動隊、消防隊、警察等約2千人および警察犬を出動させ、大規模な流血弾圧を行なった。情報によると、当局は情報漏れを防ぐために、市区全体のインターネットを遮断し、車両を通行止めにし、地元および外部記者の取材を禁止し、当日の夜、路上に残った血痕を取り除いたという。

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