新型インフルエンザ、北京市の小学校で集団感染

【大紀元日本7月3日】北京市衛生局は7月1日、市内の小学校新型インフルエンザ集団感染の発生を公表した。

中国国内メディアの報道によると、市内の南湖中園小学校は北京市朝陽区にあり、千人あまりの生徒と教員がいる。6月29日には十数人の生徒が発熱で授業を欠席した。

6月30日、北京市保健機構がこれらの生徒の検体サンプルを検査した結果、7人が新型インフルエンザを感染したと判明。

それを受け、同小学校は期末試験を取りやめ、同日から休校して夏休みに入った。

現時点において、7人の生徒は病院で隔離治療を受け、症状が安定し、回復に向かっている。同級生や、教師、家族など密接に接触した154人は全員、施設に隔離され観察を受けているという。

北京市衛生局の公表によると、7月1日の一日間、同市で21人が新型インフルエンザを新たに発症。同市の感染者総数は155人に達する。

一方、杭州市衛生局の公表によると、同市では1日朝7時35分、新型インフルエンザ感染の女性患者(34歳)が入院先の病院で急死した。その患者の体温がすでに正常になり、その他の臨床の症状も全部消え、軽微な咳をする程度までに回復していたという。

(翻訳編集・叶子)
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