四川大地震の後、胎児死亡が続発 仮設住宅が原因か

【大紀元日本9月13日】中国語ラジオ「希望の声」(Sound of Hope Radio)によると、去年5月に約8万人の死者を出した四川大地震の後、仮設住宅で暮らす妊婦約100人以上が、胎児死亡と診断されていたことが分かった。

医師と妊婦の家族らは、仮設住宅の建材に含まれている高濃度のホルムアルデヒドが原因とみている。これに対し、四川委員会宣伝部は胎児死亡についての報道を一切禁止するよう通達を出した。

地震の被害がひどかった四川省都江堰市では、家屋を失った人たちが今でも仮設住宅での生活を続けている。一部の住民は、四川大震災で子供を失い、仮設住宅に移転した後妊娠している。今年1月に行われた政府の調査によると、最も被害がひどかった北川地区では、1332世帯がまた子供を持つことを希望している。

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7万人の犠牲者を出した四川大地震が12日、発生から13年を迎えた。地震のなか、校舎の倒壊で死亡した児童・生徒の保護者100人は同日、同省都江堰市聚源中学校の跡地に集まり、追悼集会を行った。
四川大地震から12年。当時、大地震で同省都江堰市の聚源中学校で多くの生徒が死亡した。5月12日、子どもたちを失った親は中学校の跡地で追悼集会を行った。地元当局が特殊警察部隊などを投入し、現場で監視に当たった。
2008年5月12日。現地時間の午後2時28分、四川大地震が起きた。
中国西部の四川省自貢市栄県では2月24日から同25日にかけて、マグニチュード(M)4以上の地震が3回発生し、少なくとも4人が死亡した。地域住民はシェールガス採掘で誘発した「人工地震」と信じており、数万人がデモ行進を行い、現地政府に強く抗議している。
8月8日21時ごろ、中国四川省アバ・チベット族チャン族自治州九寨溝県を震源とするマグニチュード7.0の地震が発生。国家減災委員会の推測によると、100人程度が死亡、13万戸の家屋が破損した可能性があるという。国営メディアによると、ケガ人も多数でている。