<新型インフル>患者急増 確定診断せず、普通のインフルとして治療=中国石家庄

【大紀元日本12月13日】新型インフルエンザの大流行で患者が急増する中、河北省石家庄市では、病院に押し寄せた大量の患者に、新型インフルエンザの確定診断を省いて、すべて普通のインフルエンザとして治療することにしている。

北京に隣接する河北省の省都・石家庄市では、新型インフルエンザの感染が急激に広まっている。米国の中国語放送局、新唐人テレビの取材に、河北省石家庄市の市民は、「自宅周辺の各家庭でインフルエンザの感染者が複数出ている。確定診断をしてくれないから、新型のインフルエンザかどうかが分からない。息子が通っている学校は今でも閉鎖されたままだ」と不安げに話した。

同市の省立病院の医者は、「現在、すべての病院の外来では、新型インフルエンザの確定診断は行なわれていない。確定診断を行なうのは疾病制御センターのみである」と記者に話した。現在各地病院は重症患者のみ入院させて詳しく検査するが、外来患者は全て普通のインフルエンザとして処理されているという。

取材に応じた石家庄市疾病制御センターの職員は、インフルエンザに罹る人が多すぎて、センターでは検査が間に合わないため、ウイルスの検査を行なわず、すべて普通のインフルエンザとして治療している、と話した。

河北省衛生庁の通達第2号によれば、11月23日~29日の統計では、河北省全省の新型インフルエンザ患者は、すべてのインフルエンザ患者の中で88・1%を占めているという。





新唐人电视台 http://www.ntdtv.com

(翻訳編集・余靜)
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