流行語で読み取る激変の中国(20)

【大紀元日本1月20日】

中共政権樹立の60年間について、中国の国民たちはどう見ているのか。次の順口流「各年代」にその一斑が伺えるであろう。

そして、1978年に始まった「改革開放」は、中国の政治、経済、社会、文化、倫理道徳、価値観などありとあらゆる面に影響を与え、よって中国の社会構造や人文環境が大きく変わってきた。

社会の激変に伴って、現われた諸々の異常現象に対し、国民たちは不満をもちながら順口流などを作って皮肉っている。次の「異常」はその類いのものである。

各年代

原語:

五十年代人幇人、

六十年代人整人、

七十年代人哄人、

八十年代各人顧各人、

九十年代人宰人。

日本語訳:

五十年代は、人々はお互いに助けあっていた。

六十年代は、人々はお互いにきつくこらしめあっていた。

七十年代は、人々はお互いにに騙しあっていた。

八十年代は、人々はお互いに無視しあっていた。

九十年代は、人々はお互いに殺し合っていた。

異常

原語:

窮人吃肉、富人吃蝦、領導幹部吃王八。

男想高、女想痩、狗神xun_゚裳人露肉。

郷下早晨鶏叫人、城市晩上人叫鶏。

旧社会戯子買芸不買身、新社会演員買身不買芸。

日本語訳:

貧乏人は肉を食い、

金持ちはエビを食い、

幹部らはカメを食う(※1)。

男は高くなりたがり、女は痩せたがる。

犬は衣裳をまとうが、人間は肉を露出する。

田舎では鶏が朝に人を呼び覚まし、

都市では人が夜に鶏(※2)を呼び寄せる。

昔の芸者は芸を売っても身を売らなかったが、

今の芸者は身を売っても芸を売れないのだ。

※1栄養補給として、中国の官僚や裕福層の間で「カメを食う」のが流行っている。そして、中国語の「王八」とは、「カメ」という意のほかに、また「妻を寝取られた男」という意味もあるので、ここでは官僚たちのこうした偏僻な悪性をも鞭撻しているのである。

※2中国語の「鶏」は「女郎」の別称でもあり、本文の「鶏」は「女郎」を指している。

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