サイバー攻撃の発信源は中国の名門大学=米紙報道

【大紀元日本2月21日】19日付の米紙「ニューヨークタイムズ」の報道によると、グーグルをはじめとする米国企業を狙ったサイバー攻撃は、中国の上海交通大学と山東省の藍翔高級技工学校によるハッカー行為であった。上海交通大学は中国の名門校である。米国防省関係者からの情報だという。

検索エンジンを運営する米グーグル社は、1月12日に同社のユーザーおよび内部システムがハッカーに侵入され、サイバー攻撃を受けたと発表した。ユーザーや会社の利益を保護するために、グーグル社はアメリカ国家安全保障局(NSA)と連携して、セキュリティの強化をはかると、米メディアは報じていた。

両校の関係者ともハッカー行為の疑惑に関しては、「知らない」としている。

今回のハッカー事件に対して、中国外交部はハッカー行為は法律で厳しく禁じられているとコメントしている。しかし、セキュリティ専門家は、グーグルなどの米国企業を対象とするサイバー攻撃は、個人による行為とは考えられず、中国政府からの支援が背後にあるはずだと指摘する。

上海交通大学は名門大学である。一方、山東省藍翔高級技工学校の知名度は低いが、学校側の紹介によると、同校のコンピュータ室は世界一を誇る広さと設備をもっている。毎年、4、5人の卒業生が解放軍関連企業に就職するという。

(翻訳編集・楊J)
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