森林伐採、大干ばつの要因の1つか=衛星写真から見る雲南省原生林

この広大な土地に何があったのだろうか。ここ雲南省の原生林はかつて、熱帯樹木が鬱蒼と茂ったジャングルで、野生動植物の楽園として知られていたが、今や広範囲にわたる森林伐採で、禿山へと変貌して行く。最近の衛星写真からもその無惨な姿が確認できる。

巨大な森林は地球上の大気のバランスと湿度を保つ為にも重要な役割を果たしている。そんな大切な森は、産業の発展に伴い、木材として利用され、人々に濫伐されてきた。二酸化炭素を吸収する木々が減り、温室効果で地球上の温暖化が促進され、それによって、降水量が激減する。そんな負のサイクルがもたらした干ばつに今度は人々が苦しむ。また、森林伐採が行われた後の地域では、水を溜める力が弱まるため、定期的に雨が降る地域でも大地が乾燥していくという。

中国の西南部で起きている大干ばつと森林伐採。人間のどん欲な愚行への警鐘なのだろうか。

▶ 続きを読む
関連記事
秋冬は湿気と乾燥が重なり、脾胃と肺が弱りやすく便秘が増える季節。セロリは気の巡りを促し、エリンギは腸を潤し、牛肉は胃腸を温める食材。三つを組み合わせることで、気血が整い、自然な排便リズムが戻ります。
AI全盛の時代に、1500年の古典技法で“人の手の美しさ”を守ろうとする作家がいます。不完全さが生む温もり、SNS時代への静かな抵抗──その創作の物語に思わず惹き込まれます。
病を抱えながらも夫を想い続けた祖母と、生涯その愛に応えた祖父――静かで深い絆が胸に沁みる実話。支え合う姿の美しさに、夫婦のあり方をもう一度見つめたくなる物語です。
幸せは特別な成功ではなく、日々の小さな「善い行い」から生まれる——専門家が語る心のしくみと、思いやりが自分自身をも癒す理由。読めば今日の行動が少し優しくなる物語です。
シソは胃腸を整え、体を温め、風邪や寒さから身を守る力を高めます。特に朝に食べると、体の陽気が自然に立ち上がり、秋冬の風邪予防に効果的。朝食に取り入れたい伝統の養生法です。