抗議から1周年 民族関係は依然緊張=新疆ウイグル自治区
【大紀元日本7月1日】新疆ウイグル自治区で発生した大規模抗議は、7月5日で1周年を迎える。現地では一見、平静を取り戻したようだ。最高指導部は同自治区のトップ王楽泉・共産党書記を更迭した上、大量の投資で経済の建設に取り組み、漢民族とウイグル族の関係を融合させようとしている。その一方で、ウイグル族の間では、政府や漢民族への警戒感は依然根強く、将来に対する悲観的な見方が主流である。ドイツ国営メディア、ドイチェ・ヴェレがその様子をとらえた。
高まる民族間の不信感
ウルムチ市南部のある市場では、ウイグル人商人たちが所狭しと日常生活用品を売っている。ちょっと離れた場所には、漢族の商人たちが集まっている。新疆の北部地区出身で、玉の原石を売るウイグル人のダウテゥさんは記者に、両民族間の互いに信頼しない感情を語った。
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