中国の北西部、豚口蹄疫が相次ぎ発生

【大紀元日本7月4日】ここ2ヶ月間、中国の北西部で豚口蹄疫感染が拡大している。新疆ウイグル自治区のほか、青海省、チベットでの感染も相次ぎ公表された。特に新疆アクス地区の感染状況は深刻で、家畜の販売が禁止されている。豚肉は市場から消え、牛肉の値段も倍増したという。

新疆各地で相次ぎ感染発生

中国農業部「新聞弁公室」の6月21日の発表によると、新疆のコレラ市ではO型の口蹄疫感染が発生した。現地では1280頭の豚が撲殺され、感染拡大は抑制されたという。

そして、数日前に、中国農業部の最新発表では、6月25日、隣接するアクス市で同伝染病が確認できたという。

本紙記者がアクス市の畜産農場「天康・畜牧」に電話取材した際、関係者は現地の感染状況は非常に深刻であると説明した。政府は、豚や、牛、羊、その他の家禽の販売を禁止しており、豚肉はほとんと市場では見かけず、牛と羊の肉の価格もキロ当たり300円から600円に値上がりしたという。

アクス市畜産局の幹部は本紙の電話取材に対し、口蹄疫の感染状況は農業部が統一して発表するとし、感染状況を説明する権限がないと答えた。

青海・チベットでも感染発生

近日、中国農業部は、青海省海北州門源地区での豚口蹄疫の発生を公表した。6月26日に、国の口蹄疫実験室が17頭の豚の感染を確定したという。

現地政府関係者は本紙の電話取材に対し、具体的な感染状況を公表できないと答えた。中国国内メディアの報道によれば、上記の17頭の感染確定の豚と同一エリアで飼育される豚153頭が撲殺され、現場の消毒処理を行ったという。

また、農業部5月31日の発表によると、チベットのシガツェ市でも感染が発生した。5月17日に、市内のある養殖場で12頭の豚に感染の疑似症状が出た。30日、国の口蹄疫実験室がO型口蹄疫であると確定したという。

(記者・方暁、翻訳編集・叶子)
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