中国バブル経済が崩壊、ドイツ企業にも打撃=独紙

【大紀元日本7月30日】不動産価格の相次ぐ下落、経済成長の鈍化、急増する銀行融資...ドイツの「ディ・ヴェルト」(Die Welt)紙はこのほど、中国経済の現状に関する記事を発表した。多くのエコノミストは中国バブル経済はすでに崩壊しており、中国市場に投資してきたドイツもその打撃を受けると予測している。

『中国新恐慌』と題した同紙の記事は、中国の不動産市場に見られる不可解な現象を紹介している。「中国のネットユーザーの間では最近、今年上半期に6540万件の不動産物件が電気を使っていないという事実に関して、熱い議論が繰り広げられている。最も納得のいく原因は、これらの物件が空室であること。物件所有者が投機目的で購入した資産であり、不動産バブル経済の産物と考えられる」

国際通貨基金(IMF)の元チーフエコノミストで米ハーバード大学のケネス・ロゴフ経済学教授は、「ディ・ヴェルト」紙に対して、「現在、(中国の)バブルはまもなく崩壊するようにみえる。少なくともこれがハーバード大学の経済学者たちの見解だ」と指摘、「中国の不動産市場は、現在、崩壊段階にあり、そのため銀行は大きな打撃を受けるだろう」と中国経済の現状について警告した。

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