アフリカ人の取締を急ぐ広州 アジア競技大会前に

【大紀元日本10月15日】「家に帰ると警察が戸を叩く。町にいれば警察に捕まる。バスの中、レストランの中。どこにいても同じ」中国南部の大都市、広州市在住のナイジェリア人、Ojukwu Emmaさんは、英紙ガーディアンの取材に対し、警察からの嫌がらせともとれる抜き打ちの取り締まりへの不快感を訴えた。

「中国のリトル・アフリカ」と呼ばれるほど、広州は過去10年間で、アフリカからの移住者や商人が多く集まった。ナイジェリア、ブルキナファソ、ソマリア、コートジボワール、ガーナ、タンザニア、アンゴラなどアフリカ各国からきたその数は、広州市社会科学院城市管理研究所によると20万人に上る。

しかし、彼らに対するいやがらせと偏見が広範囲にわたっている。最近では11月に広州でアジア競技大会が行われるため、パスポートチェックが強化された。アフリカ人に対して、レストラン、道ばた、友人の家でさえ、いたる所で随時に警察のチェックが入る。

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