映画撮影中、俳優に発砲 警備員「本物の強盗と勘違い」=フィリピン

【大紀元日本11月4日】フィリピンで10月30日、映画撮影中に車強盗のシーンに居合わせた警備員が、本物の強盗と勘違いして強盗を演じる俳優を銃撃して即死させた。警備員はその後、逮捕された。

当日夜、フィリピンの中部地区で英国の映画製作チームが、霧がかかった天候の中、車強盗のシーンを撮影していた。フィリピン国籍の俳優エベラさんが、覆面して偽物の銃を手にオートパイに乗ってハイスピードで走行するシーンだった。当直する住宅街の警備員クェソン容疑者は、本物の強盗が現れたと勘違いして、目の前のエベラさんに向けて銃を発射した。エベラさんは病院に運ばれたが死亡した。

情報によると、撮影現場ではフィリピン警察による警護が敷かれていたが、悲劇はまぬがれなかった。遺族は和解を拒否しており、警察当局に対して殺人罪で誤射した警備員の起訴を求めている。

通常の住宅街の警備員には銃が装備されていないため、誤射した容疑者がなぜ銃を所持していたのかも、警察当局の調査の重点になる。

(翻訳・叶子)
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