金ナノ粒子の効果で 木も街灯に変身し得るか=台湾

【大紀元日本11月5日】台湾の研究者らはこのほど、金ナノ粒子で木の葉を発光させることに成功した。この研究は英国化学会などからも注目されており、従来の発光ダイオード(LED)より省ネルギーで、環境によい生物型LEDの開発が期待されている。研究は定期刊行物「Nanoscale」10月22日号で発表された。

台湾中央研究院(Academia Sinica in Taipei)の蘇彦勲(Yen Hsun Su)氏、および国立成功大学(the National Cheng Kung University in Tainan)の研究者らは、合成した金ナノ粒子をウォーターバコパ(Bacopa caroliniana)の葉に植え付けることによって、葉の葉緑素から赤色の光を発光させることに成功した。紫外光の照射で金ナノ粒子から青紫の蛍光が生じ、その光が周りの葉緑素を励起して赤い光を出したという。

「将来、生物型LEDを使えば、木が街灯の代りに夜間の照明になる可能性もある。エネルギーを節約すると同時に、生物型LEDの葉緑体で二酸化炭素を吸収できる」と、蘇氏は語った。

▶ 続きを読む
関連記事
研究では、生物学的年齢は生活習慣によって変わることが判明。運動、食事、睡眠、喫煙・飲酒の回避、ストレス管理の5つを改善するだけで、老化を遅らせ、寿命を延ばす可能性が示された。習慣の見直しは何歳からでも効果があるという。
初めての心不全・脳卒中の影に、実は99%以上が共通の4つの兆候を抱えていた――最新研究が示した「見逃しやすい危険信号」と、予防のために今すぐ見直すべき生活習慣をわかりやすく解説します。
人気食材アボカドには、歴史・性の健康・怪我・アレルギー・動物毒性まで意外すぎる秘密が満載。読むほど驚きが続く「7つの知られざる真実」をご紹介します。
数百年前の喫煙習慣が、なんと骨にまで刻まれていた──。最新研究が明かした「骨が語る喫煙の記憶」は、健康観を揺さぶる驚きの事実です。
浜崎あゆみの上海での公演がキャンセルされた後の行動に称賛が集まっている。中共政府の常軌を逸した日本への外交攻撃に巻き込まれたが、今回のトラブルはかえってチャンスを広げる結果となるかもしれない。