フィリピン、中国からの軍備購入に調印 米同盟国に中国が離間の計か
【大紀元日本12月12日】中国国営メディア「環球時報」が、フィリピンと中国が兵たん分野の軍用品の売買で調印したと報じている。これまで、中国からフィリピンへの軍事支援は建設機器に限られており、今回の調印は両国初の軍事協力協定となる。11月の総額は約1.72億ペソ(約3.3億円)に達している。
12月8日付AFPの報道によると、フィリピンのリカルド・デービッド参謀長は7日、国内の治安維持強化に必要な軍備品の取引のため中国・北京を訪れた。出発前の6日、「中国人民軍と国防省高官と会談し、実務的な業務に関して合意する」とスポークスマンが発表している。
中国から軍事資金を受けてきたとみられている毛思想・左翼革命派「新人民軍(NPA)」との関係については、「中国共産党と新人民軍とのつながりは、もはや存在しない」とし、中国の支援はフィリピン政府軍の強化のみに集中されるとスポークスマンは表明した。
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