【ショート・エッセイ】 茶のみ話で「茶の話」
【大紀元日本4月16日】常飲しているのは熱湯を注ぎ込む安価な番茶ばかりだが、なかなか気に入っている。
もとより茶道の作法にも思想にも無知であるため、それを語る資格は持たない。ただ茶道が、多くの先人によって研ぎ澄まされ、洗練され、ある種の「かたち」を示す日本の代表的文化となったことは想像できる。私のような茶道を嗜んだことのない者でも、茶道の国の一員だと意識する時には、背筋がぴんと伸びるような感覚を覚えるのである。
いつごろ日本に茶が伝来したかは、実はよく分からないらしい。平安時代の末期、当時は南宋であった中国に留学した栄西禅師が、喫茶の習慣を日本へ伝えたと言われているが、茶そのものは、おそらく遣唐使の往来によって奈良時代には日本へもたらされていたのだろう。
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