端午の節句にチマキを食べて流産 カビが原因か=南京

【大紀元日本6月10日】中国では端午の節句(旧暦5月5日)前後にチマキを食べる風習がある。南京市に住む妊娠2カ月になる駱さんの妻は5月中旬、冷凍チマキを食べたあと、下痢と嘔吐の症状を引き起こし、流産してしまった。チマキに生えたカビが原因だとみられる。国内メディア各社が伝えた。

問題の冷凍チマキは、国内では有名なチマキメーカー・五芳斎グループが製造したもので、南京市内にある大手小売店・華聯スーパーで販売されていた。5月13日、前日の夜に購入したチマキを蒸して食べた駱さんの妻は、半分食べた時点で異様な味に気付き、残りは食べなかったという。しかし、その日の夜から下痢が始まり、翌14日にはさらに嘔吐をし始め、お腹にいる2カ月の赤ちゃんも流産してしまった。

「箱を開けてみたら、10コのチマキにすべてカビが生えていた」。駱さんは苦情をスーパーに申し入れると、スーパーから新たに5箱を渡された。ところが、「5箱の中の3箱はやはりカビだらけ」だった。

病院の医師は、妊娠2、3カ月頃の下痢は流産を引き起こしやすく、その下痢の原因はチマキに生えていたカビだという見解を示している。

この件を受け、南京市当局が華聯スーパーと五芳斎への立ち入り調査をおこなったところ、南京市内で売られていたチマキは五芳斎の浙江省本部工場で製造されたもので、同社の南京支社からスーパーへの配送段階で冷凍車が使われていなかったことが判明。これがチマキにカビが生えた原因である可能性が高いという。

駱さん夫妻はいま、五芳斎に対して20万元(約250万円)の賠償金とメディアでの公開謝罪を求めているが、五芳斎は証拠不十分との理由で拒否している。

(翻訳編集・余靜)
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