南シナ海の領有権めぐって、関連諸国の衝突絶えない 「中国はますます攻撃的」

【大紀元日本6月13日】ベトナム政府は9日、中国の漁船がベトナムの排他的経済水域で同国の地質調査船のケーブルに衝突し破壊したとして、中国当局に抗議した。同海域は石油資源が豊富な南シナ海に属している。最近では、南シナ海の領有権を主張する関連諸国の間で緊張が高まっており、専門家は、中国当局の態度がますます攻撃的になっているとの警戒感を示した。

ベトナム外務省の阮芳雅・報道官は記者会見で、当時の状況を次のように説明した。ベトナムの石油会社の探査船は9日午前、ベトナム本土から200海里(約370キロ)離れた排他的経済水域での作業中に、中国の漁船が漁政船2艘に護衛されながら、ベトナムの船のケーブルに衝突して破壊した。

同報道官によると、中国側はベトナム側の警告を無視して、故意に探査船のケーブルにぶつけ、その上器具を同探査船につなげる網の中に差し込み、正常な探査活動を妨害した。

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