金総書記が訪露 天然ガス協議で朝露は中国けん制
【大紀元日本8月23日】北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)総書記が9年ぶりに訪露している。今回の訪露では、ロシアから北朝鮮経由で韓国まで天然ガスパイプラインを延ばす計画が焦点の1つになるとみられている。ロシアの協力により、北朝鮮は中国への依存が軽減し、ロシアにとっても難航している中国との天然ガス協議に圧力をかけることが出来ると期待されており、朝露双方の歩み寄りで、中国をけん制する構図がうかがえる。
ロシアの有力経済紙コメルサントは22日、東シベリアのバイカル湖に近いウランウデのロシア軍基地内で行われる金総書記とメドベージェフ露大統領との首脳会談(23日)で、9月に開通予定のサハリンとウラジオストックを結ぶ天然ガスパイプラインの、韓国までの延長が協議されると報じている。
同パイプライン延長計画について、朝鮮中央通信は15日、メドベージェフ大統領は金総書記に送った電報の中で、北朝鮮との協力を拡大する用意があることを明言した、と報道した。
関連記事
ワグネル傭兵団のリーダーであるエフゲニー・プリゴジン氏は23日、ロシア軍トップのワレリー・ゲラシモフ将軍がウク […]
中国を訪問したロシアのニコライ・パトルシェフ連邦安全保障会議書記は19日、郭声琨・中央政法委員会書記と会談した […]
中国共産党のナンバー3、栗戦書・全国人民代表大会(全人代、国会に相当)常務委員長は7~10日の日程でロシアを訪 […]
中国政府が掲げる広域経済圏構想「一帯一路」は近年、世界経済の減速と、参加国の債務急増に対する国際社会の批判が原 […]
ロシアが9月1〜7日まで極東地域で実施する大規模軍事演習「ボストーク(東方)2022」には、中国やインドなど1 […]