ちょっと変わった男女の出会い スカーフを奪う風習=チベット

チベットの聖地、ギャロンには、多くの幻想的で神秘的な風習が存在します。その中に「スカーフを奪う」という、結婚を前提に相手を探す青年男女の伝統的行事があります。

村のお祭りは、若者が交際相手を見つける絶好のチャンス。この時、女の子たちは美しい伝統衣装を身につけ、スカーフをかぶります。美しい花と縁起の良い図案が刺繍されたスカーフは、四隅にそれぞれカラフルなフリンジがぶら下がっています。とても繊細な模様が、控えめで純粋な女性の印象を与えるのです。

男の子たちは、女の子のスカーフに刺繍された模様と色合いの出来から才能を判断し、気に入った人を選びます。数曲の山の歌を歌いあった後、もし男の子が女の子に対して良い印象を持てば、たとえよく知らない女の子のスカーフでも奪うことができます。

▶ 続きを読む
関連記事
薬は体から抜けても、腸は“数年後まで覚えている”――最新研究が示す驚きの事実。抗生物質だけでなく一般薬も腸内環境を変える理由と、その影響を最小限にするための知識を紹介します。
SNSで広がる“もっともらしい嘘”にどう対抗する? AI誤情報の実例から、信頼できる情報を見抜く6つの戦略を解説。情報洪水の時代に欠かせない、知って得する実践的ガイドです。
気づけば「無難さ」に合わせて服を選んでいませんか? 服装は自分をどう扱うかを映す鏡。デニム全盛の現代に、装いが持つ本当の意味と、少し背筋が伸びる視点を与えてくれる一篇です。
食べるだけで肌がふっくら・ツヤめく? アーモンド、サーモン、イチゴなど、美肌を育てる8つの食材を科学的根拠とともに紹介。今日の食事からすぐ実践できる“内側美容”のヒントです。
ドイツで17日、少年時代のヨハン・ゼバスティアン・バッハが作曲した二つのオルガン曲が公開された。長らく所在不明だった作品の披露に、文化相は「音楽界にとって偉大な瞬間」と称賛した