行方不明の高智晟弁護士、新疆の刑務所に

【大紀元日本1月3日】国際社会で高い関心が寄せられている、行方不明の中国著名人権弁護士・高智晟氏の消息について、1日、兄である高智義氏は、新疆地区の刑務所に監禁されていることを明らかにした。AP通信が伝えた。

高智義氏によれば、弟が新疆沙雅県刑務所に監禁されていることを記した、裁判所の正式な判決書が当局から送られてきたという。

高弁護士が行方不明になってから既に20カ月が経つ。以前、中国当局に拘束された際にひどい拷問を受けたことを海外メディアに打ち明けている。中国当局は、同氏が行方不明になった20カ月の間に1度だけ、12月16日に高氏を更に懲役3年に処すると報道し、高氏の行方に触れた。

中国の最高指導部に対して3度にわたり、法輪功弾圧の停止を訴えた高智晟弁護士は2006年12月に「国家政権転覆扇動罪」を言い渡された。2009年2月に警察に連行され、すでに1年以上行方不明になった。2010年3月に一時姿を見せたものの、翌4月に再び行方がわからなくなり、現在に至っている。

 (翻訳編集・余靜)
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