薄氏の兄、大手金融会社の副会長を辞任 事件の影響か

【大紀元日本4月27日】香港にある大手金融企業、光大国際(チャイナ・エバーブライト・インターナショナル)は25日、副会長李学明氏の辞任を発表した。本名薄煕永の李氏は元重慶市トップ・薄煕来の兄に当たる。元トップの失脚をめぐる一連の騒動は家族にも影響を及ぼした。

辞任の理由について、李氏は「メディアの家族に関する報道が企業に与えた影響を減らすため」としている。薄氏が失脚後、同社の株は一時急落したが、李氏の辞任を受け、回復したという。会社側は25日夜、李氏の家庭背景は会社の業務と無関係だとし、日常運営に影響はないとの声明を発表した。

同氏はここ数年、光大で「李学明」という名前を使用しているが、香港や中国国営のメディアは「薄熙永」と呼んでいる。

光大国際は銀行・証券・保険・投資管理等金融業務を手がけ、中国中央政府(国務院)管理下の光大集団の上場子会社である。李氏は2003年から同社の取締役を務めていた。

辞任発表の前日に薄煕来氏の息子・瓜瓜氏が贅沢三昧の生活に明け暮れているとの報道に反論する声明を出したばかり。薄氏の地位により、妻や家族らも恩恵を受けていると批判されている。

 (翻訳編集・余靜)
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