【食と健康】 野菜の薬用効果

【大紀元日本11月14日】漢方医学の理論からみると、野菜にも寒熱温涼の性質があり、弱いながらもそれぞれに治療効果がある。

アスパラガス (芦笋)

甘、微苦味で、寒性。肺経と胃経に帰する。滋陰清熱、利尿の作用がある。肺結核、リンパ腺癌、膀胱癌、肺癌、皮膚癌、腎臓炎、腎臓結石、肝胆の結石、淋病、小便不利、水腫、リウマチ、膀胱炎、高血圧、動脈硬化、肝機能障害などの治療に補助食品として利用する。

アブラナ (油菜)

甘味で、涼性。肺経、肝経、脾経に帰する。行瘀散血、消腫解毒、寛腸通便の作用がある。帯状疱疹、乳腺炎、皮膚のできもの、習慣性便秘、出産後の腹痛、生理不順、月経痛などの治療に補助食品として利用する。

ウド(独活の茎葉)

辛、苦味で、温性。肝経、腎経、膀胱経に帰する。袪風除湿、解表止痛の作用がある。風湿の邪気による頭痛、関節痛、筋肉痛、リウマチなどの治療に補助食品として利用する。

ウドの根は生薬の独活で同じ治療作用があるが、野菜としてのウドより治療効果がはるかに強い。

オクラ(秋葵)

甘、微苦味で、平性。腎経、胃経に帰する。養陰、生津、活血の作用がある。胃腸虚弱の消化不良、体力低下、肝臓機能障害、腎虚による精力不足、皮膚老化による皺やシミなどの治療に補助食品として利用する。

黄色のオクラは、抗癌や癌予防の効果がある。

カブ(菁蕪)

辛、甘味で、平性。脾経に帰する。下気、開胃、利湿、清熱、利五臓、益気、温胃、止咳、解毒の作用がある。消化不良、消渇(糖尿病)、黄疸、熱毒による腫物、乳腺炎、便秘、腹痛などの治療に補助食品として利用する。

カボチャ (南瓜)

甘味で、温性。脾経、胃経に帰する。温中平喘、殺虫解毒、補中益気の作用がある。寒い時期の喘息、肺膿瘍、消化不良、食欲不振、咳と痰、小便不利、動脈硬化などの治療に補助食品として利用する。

湿気による気滞の体質には合わないでしょう。

カラシナ (芥菜)

辛味で、温性。肺経、胃経、腎経に帰する。宣肺祛痰、温胃散寒、化痰利気、解毒消腫、利尿通便の作用がある。風寒の邪気による感冒、咳嗽多痰、胸膈苦悶、便秘、小便不利、咽痛、歯周病などの治療に補助食品として利用する。

体内に熱邪があり、痔や便血を患う人は控えた方がよい。

(利雪珍)

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