神眼を持つ韓国の風水師

【大紀元日本6月17日】「神眼」を持つ風水師と称される韓国の有名な風水大家の朴珉賛氏(号は玄岩)は、現代科学の方法で風水地理学の存在を実証した。彼は数代の韓国大統領の当選を正確に予測し、前大統領盧武鉉が自殺する2週間前に彼の不吉な兆しを予測した。朴氏の話では、個人にしても国家にしても運の良し悪しは風水地理と密接に関連しており、現在の北朝鮮独裁指導者・金王朝の運勢は三世代を越えないと断言した。

 大統領官邸 青瓦台の風水

韓国の大統領経験者には穏やかに一生を過ごした人がいない。初代大統領の李承晩はハワイに亡命し、その後の大統領経験者も投獄されたり、自殺したり、あるいは身内の犯罪に巻き込まれたりした。民間では、韓国大統領は「悪魔の呪」から逃れられないという言い伝えがある。しかし、朴氏の分析では、青瓦台の風水に「漏れがある」からこのような災いを招いてしまったという。更に朴氏は韓国大統領官邸所在地の青瓦台は左側に青龍があり、右側に白虎があるので「生気」が集まるはずだが、左側青龍の欠陥により「漏れ」が生じているという。更に青瓦台の後の山(仁旺山)にたくさんの奇石が露出しており、これらは全て凶兆である。故に韓国の与野党間の争いが止まず、社会問題の多発を招いていると指摘した。

朴氏は、この問題を解決するために、韓国の首都を移転すべきであると指摘した。氏は「ソウルから167㌔離れた中部の都市である大田市が理想的な候補地。ここの風水は金鶏抱卵(金の鶏が卵を抱く)の地勢を形成しており、国家を繁栄に導くことができる」と述べた。

 青渓川の変遷が国運へ影響

風水学の考え方によると、大地は相互関連の生命体であり、その各部分の間は人体の経絡のような道によって連結されている。中に「気」が流れ、「気」が穴位(ツボ)に集まっている。朴氏は「人と自然の調和が大切であり、風水学を有効に利用すれば、人類に繁栄、平和、健康をもたらすことができ、国家の運命にも良い影響を与えることができる」と考えている。

朴氏は例として、ソウル市内を流れる青渓川の変遷が韓国の国運にもたらした影響を次のように分析した。「最近の清渓川の整備は李明博がソウル市長に就任した時に行われた。当時、李明博は多くの反対意見を排除して、2年間かけて2005年9月に清渓川の整備作業を完成した。整備した後の清渓川は都市環境を改善し、有名な観光スポットになった。しかし、風水学から見れば、今回の清渓川の整備は韓国の国運に大きな影響を与えた。国が滅びる不吉な兆になったのだ。なぜなら、清渓川はソウルの人字形の風水地の腹部に位置しており、暗渠にしていた清渓川を再び明渠に復元したことは、ソウルの腹部を切り開いてしまった事になる。しかも、ソウルの風水は韓国全体にも影響を与えており、清渓川を復元工事した後、韓国の政治、経済、外交などの各方面で不調が続いた。例えば李明博が大統領に就任した当初、牛肉輸入の問題で大規模な市民抗議運動が2カ月以上も続いた。その後、与野党間の争いはますます激しくなり、国家の経済が悪化し、国民の生活レベルは下がった。更に北朝鮮との関係も悪化し、天安艦事件や延坪島砲撃事件なども発生した。この問題を解決するには、清渓川を覆い隠して暗渠にすべきであり、そうすれば、切り開いたソウルの腹部を再び縫い合わせる事になり、韓国の発展に再び活力を取り戻すことができる」

 北朝鮮独裁指導者・金王朝の運勢は3世代を越えず

朴氏は先祖代々のお墓の風水は子孫の運勢に影響を与えると考え、科学的な方法でこの問題を解読している。この考え方に基づいて、朴氏は北朝鮮の金王朝の運勢を次のように分析した。

金家が最高指導者を三代世襲できたことは、その祖先が「名堂」という「風水の宝地」を所有していたからだ。しかし、金家の運勢は三代しか続かず、金正恩で終わりである。その原因は、金日成、金正日が亡くなった後に埋葬されず、ミイラとして保存されているからだ。このことが一族の風水の運勢を断ち切ってしまった。お墓の風水学から考えれば、人体は父の精と母の血の結合体であり、同時にの結合体でもある。全ての生きている人は必ず陰と陽の気を持っている。人が死んだ後、肉体は消えて無くなるが、陰と陽の気は消えない。死者が埋葬された後に、「真気」と「穴気」が結合して「生気」を形成する。そして、「生気」は陰陽の気と結合して、生きている身内を護り、その生命の運気を左右する。金家親子二代はミイラにされお墓に埋葬されていないので、その祖先の風水の気は引き続き後代の人を護ることができなくなった。

風水の宝地は徳のある人にしか教えず

朴珉賛氏は1986年に第三十四代道詵大師(827~898)の継承者と指定された。その後、彼の師父は当派の秘伝を彼に伝えた。同時に彼は面相術や易術なども学んだ。その目的は人に風水を教える時、正確にその人の善悪を見分けるためである。師父の要求は、良い風水の地は徳がある人にしか教えてはならないとされ、彼はそれに従っているという。

 (翻訳編集・東方)
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