信仰を侮辱した者への報い

【大紀元日本10月30日】《魏書》によると、北魏の時代の司徒(役職名)崔浩(さいこう)は賢くて記憶力に優れ、大変な物知りだった。太武帝からも厚い信頼を受け、重用された。

 しかし、彼は仏を嫌い、寺を壊して僧侶を排斥するよう太武帝に薦め、仏教弾圧の立役者となった。崔浩は自分の妻が経を唱えているのを見ると激怒し、その経を焼き捨てた。一方、崔浩の弟である崔頤(さいい)、崔模(さいも)は信心深く、仏像を見ると必ず拝んだ。崔浩は彼らを嘲笑し、仏教の信仰をやめるよう警告したという。

 その後、国史問題で太武帝を怒らせてしまった崔浩は残酷な拷問を受けることになる。太武帝は数十名の兵士に、崔浩の体に糞便をなすりつけるよう命じて崔浩を辱めた。彼の悲痛な叫び声は、遠くまで響き渡ったという。崔氏一族は皆殺しとなり、死体は街中にばらまかれたが、崔頤と崔模だけは災いから免れた。

▶ 続きを読む
関連記事
抜け毛や白髪は年齢だけの問題ではないかもしれません。中医学では、髪の状態は「腎のエネルギー」と深く関係すると考えられています。下半身の簡単なストレッチが、髪の健康を支えるヒントになる可能性も。
髪は見た目以上に多くを語ります。ストレスや栄養状態、環境曝露まで記録する“健康の履歴書”としての可能性と限界を、最新研究と専門家の視点から読み解く注目記事です。
「少量なら大丈夫」は本当?240万人を分析した最新研究が、わずかな飲酒でも認知症リスクが高まる可能性を示唆。脳の健康とお酒の付き合い方を見直すきっかけになる一記事です。
「忙しい=充実」と思っていませんか。最新の研究と実体験から、過度な忙しさが心身や人間関係に及ぼす見えない代償を解説。立ち止まることの本当の価値を考えさせられる一編です。
透析は命を救う治療だが、腎臓が本来持つ「回復力」を見えにくくしてしまうこともある。必要な時だけ透析を行う新たな治療法で、回復率が高まったという研究と、透析を離脱できた女性の実体験。