不明機、ハイジャック説が浮上 「全員アフガニスタンに」=ロシア紙

【大紀元日本4月15日】消息を絶ったマレーシア航空機をめぐって、この1カ月の間に様々な情報が飛び交っていた。ロシア紙は最近、匿名情報源から入手した話として、同機は「正体不明のテロリスト」にハイジャックされ、アフガニスタンに着陸していた。すべての乗客乗員が人質とされていると明かしたが、同情報は現在、まだ確認されていない。英紙デイリー・ミラーが13日に伝えた。

ロシア紙モスコフスキ・コムソモレツの報道では、情報筋の話として、機長や副操縦士は「Hitch」というハイジャック犯に脅されていた。同機は現在、パキスタン国境に近いカンダハール市近郊に止まっているという。

報道によると、人質らは7つのグループに分けられ泥小屋に監禁され、食糧も不足している。アジア系乗客20人がパキスタンにある秘密基地に移送された。テロリストらは米国か中国に交渉ルートを探しているという。

英紙ザ・デイリー・テレグラフによると、先月17日、マレーシア政府は不明機がアフガニスタンとパキスタンの間の領域にあるタリバンの軍事拠点まで飛んで行った可能性があると示したのに対し、アフガニスタン側タリバンのスポークスマンなどは、同機のハイジャックや関わりを否定していたという。

先月8日未明、乗員・乗客合わせて239人が乗ったマレーシア航空MH370便は、マレーシアのクアラルンプールから中国の北京に向かっていた途中、急に針路を変更し、連絡が取れなくなっていた。現在、「不明機はインド洋に墜落」との見方が強まる中、国際捜索隊がインド洋南部で不明機やブラックボックス等を捜索し続けている。

(翻訳編集・王君宜)

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